ハナビラタケは、美しく花びらのような白いフリル姿をしていることから、その名が付けられました。また、海外では高級食材としても活用されており、フラワーマッシュルームやカリフラワーマッシュルームとも呼ばれています。

ハナビラタケは自生する環境が特異で自然のものに出会うことは非常に稀です。また、人工栽培が可能になってからも高い栽培技術を要するため、平成30年のきのこ全体の生産量は467,468tに対して、ハナビラタケは93.7tとわずか0.0002％と、とても少なく「幻のキノコ」と呼ばれています。

βグルカンは健康維持に役立つ成分として人気を集めています。βグルカンなら全て身体に良いと思ってしまいますが、βグルカンにはβ1-3・β1-4・β1-6など様々な種類があります。

β1-4グルカンはセルロース、紙のパルプ繊維のことで健康維持には全く関係のない成分です。キノコの種類によってβ1-6が多いキノコとβ1-3が多いキノコの種類がありますが、ハナビラタケのβグルカンは、全てが健康維持の強い味方β1-3Dグルカンになります。

βグルカンは食物繊維のカテゴリーに含まれ、健康の要“腸”を整える食物繊維が豊富に含まれます。

なお、日本でハナビラタケが注目を集めたきっかけは、1999 年、東京薬科大学名誉教授だった宿前敏郎先生が行った研究発表から、β1-3D グルカンの機能性が注目されたことと言われています。

飲み物に溶かす

お好きなお飲み物に溶かしてお召し上がり下さい。
お湯にそのまま溶かして、ハナビラタケ茶として。また、ヨーグルトやローズヒップ、柑橘系のハーブティーなど、酸味があるものに混ぜてお召し上がりいただくと、ハナビラタケ独特の風味を感じず、美味しくお召し上がりいただけます。

お料理の中で使う

ハナビラタケの栄養成分βグルカンは熱に強くどんな料理にも適しています。
すまし汁や味噌汁に入れていただくと、コクが出て、成分も余すことなくすべてお召し上がりいただけます。
また、洋風のスープやポタージュなどに隠し味としてご利用いただくと、味に深みが出てより一層美味しくお召し上がりいただけます。